<不動産トレンド>移住先として人気の地方都市は?

日本では、長年、政治をはじめとした国の重要機関や人が東京やその周辺に一極集中していることが問題視されています。問題視されていながらもそれでも東京圏への人口流入が止まらないのは、東京に様々な魅力があるためでしょう。

人も物も、なんでも集まってくる東京の生活はとても便利とはいえ、時に息苦しく感じてしまうことがあります。特に通勤・通学ラッシュの電車は常軌を逸した混雑で、急病人の発生やそれに伴う遅延情報を聞かない日はないほどです。

昭和、遅くとも平成初期頃までは「東京といえば、日本国民全員のあこがれの場所」といった風潮がありましたが、現在はそのような風潮は廃れつつあります。ネットが発達し、東京圏に住む人々の本音が見られるようになったことはもちろん、地方の魅力を、役所の広報などの職に就いていない一般人が発信することが可能になったため、「ひょっとして、東京ってそんなに魅力的な場所じゃないのかも?」と考える人が増え、東京圏から他の地域への移住を希望する人が増えています。

最近注目されているのは…?

皆さんは「移住」と聞くと、どのようなイメージがありますか?多くの人は「定年退職後にゆったりと自然に囲まれて…」といった、ある種ステレオタイプ的なイメージを抱くかと思います。確かに一時期は定年退職後の夫婦や、それよりもやや若い、40代後半から50代の会社員が早期退職をし、田舎に移住して農家になる…といった生活を取り上げたテレビ番組や特集がよく組まれていました。しかしながら近年は、20代・30代の若者世代に移住ブームが起きています。

移住を希望する若者は大きく2パターンに分けられます。ひとつは、進学・就職をきっかけに東京圏に来たものの、故郷へ愛着があるため、移住を希望する「Uターン移住希望者」。そしてもうひとつが元々東京圏に住んでいるものの、都会の生活になんらかの違和感や不満を抱き、移住を希望する「Iターン移住希望者」です。特に地方からの学生が多い大学等に通っていた人であれば、就職活動を行っている時に「Uターン・Iターン支援」などといった言葉を聞いたこともあるかもしれません。

地方自治体もこの風潮を敏感に感じ取っており、UターンにせよIターンにせよ、移住希望者の定着を狙った支援政策を数多く行っています。

移住希望者の中で近年注目されているのは「新潟県」です。「新潟って、お米の産地だよね」「雪が多そう…」というイメージを抱いている方もいるでしょう。しかし、新潟県には様々な魅力があり、その魅力を評価されて新潟への移住希望者が増えています。

新潟県の魅力とは?

新潟県の魅力で多くの方に共有できることは、コメの産地であり、おいしいコメが収穫できるという点でしょう。お米は老若男女問わず食べる、日本人の主食です。おいしいコメが収穫できるということは水もおいしいということで、おいしいコメとおいしい水から日本酒も有名です。東京圏にいればブランド日本酒といって数量限定で販売されるような銘酒であっても、その産地であれば比較的容易に手に入れることができます。そのほかにも、日本海でとれる海の幸も魅力的です。食へのこだわりがある人ならば、新潟県はとても魅力的な場所といえるでしょう。

新潟県の魅力を発見し、発信するために新潟県では「新潟※プロジェクト(新潟コメプロ)」というキャンペーンを行っています。これは新潟県の魅力を、県民がインスタグラムを使って発信するキャンペーンで、2020年1月13日から2020年2月末までは「冬から春にかけての新潟の魅力」というテーマで投稿が呼びかけられています。

また、新潟県の移住支援は充実しており、東京圏から新潟県へ移住した方に最大で100万円を支給する政策が特に目を引きます。自治体と県民が魅力を発信し、移住支援も充実している新潟県では、現在不動産の価値が上昇しています。新潟県内に不動産をお持ちの方は、今が売却のチャンスです。新潟県内の不動産を売却するなら、新潟の不動産情報サイトの利用をおすすめします。こちらの「幸せホーム」は新潟の不動産の売買や仲介を主に行っており、中古住宅や中古一戸建ての情報を専門に扱っています。